宮崎・七福神

神話の国といわれる日向の国は、神武天皇を祀ってある宮崎神宮をはじめ、至るところに古社大社や古跡、古墳群が転在しています。全国から多くの人々が訪れるのがわかるような気もいたします。その中でも庶民生活の中に信仰深い「七福神」は大黒天様や恵比須様、布袋尊様、毘沙門天様、福禄寿様、寿老人様、弁財天様と七人の神様たちです。1年を通して霊場ごとに祈願や祈祷を行って住職様のわかりやすい法話を耳にすることができるということですね。
それで、どの神様もどこかで見かけたような親しみやすい神様であるということです。釣竿を手に鯛を抱いておられるのは、国土経営・産業福祉の開発に功があるといわれる「恵比須神様」で、律義の神様です。「延岡十日えびす今山八幡宮」にいらっしゃいます。
また、「大黒天様は裕福(ゆうふく)の神様で、福徳円満自在菩薩の神様だということで、つまり真っ黒になるまで働けば足元から「幸」が盛り」上がってくると教えられているようです。「彗日山本東寺」にいらっしゃって、境内には「鬼子母神様」も安置されていて、安産や子育て、子授けの神様であるとされています。
大きな袋を背負っていらっしゃるのは、「布袋尊様」です。昔は、中国の高徳な和尚さんであったとか・・。福々しい耳と大きなお腹、絶えない笑顔は信仰する人たちに心の糧となる財宝がいっぱい詰まっているといいますよ。また、「布袋尊様」は、平和の神様でもあるのですね。「吉祥山 永願寺」におられ、境内には、子宝観音も祭ってあり子宝福徳を与えるお寺として知られています。
「毘沙門天」は仏法帰依社を保護する神様で、厳しいお顔をされていますが人生に勇気と希望を与えてくれる神様です。教えに従って精進すれば福徳ありとのことです。日向市、「興福山 妙国寺」におられます。「海龍山 智浄寺」におられるのは、「福禄寿」様です。中国の仙人であり、得の高い広い信仰を集めてこられている神様です。子育ての神様鬼子母神、清正公様と安置されていて広く親しまれております。
七福神の中でも「寿老人」は、千年の寿命を倍加するといわれる「しか」を従えて寿命を引き延ばす杖をついておられます。この世に楽園をもたらすともいわれ親しまれています。一ツ葉の松の吉祥縁起というものがあって、「一ツ葉稲荷さま」として知られており、開運、商売繁盛、殖産の神様、倉稲魂命が祀られています。
七福神の中でも紅一点の「弁財天様」はインドでは水の神様であるといわれ、海辺などで多く祀られているということです。青島の弁財天様は、美貌と才智をもたらす高貴な神様です。平安朝には、国司巡視記「日向土産」に「嵯峨天皇の御宇奉崇青島大明神」と記されており、文亀(室町)時代以降は藩主伊東家の崇拝も厚かったとか・・。熱帯植物の生い茂る島にある青島神社にもおられて縁結、安産、航海、交通安全の神として知られています。